ドラム式洗濯乾燥機を選ぶとき、同じシャープの12kg級でも悩みやすいのが、上位モデルの ES-12X1 と、価格を抑えた ES-12P1 です。
どちらも洗濯12kg、乾燥6kgのドラム式洗濯乾燥機です。自動投入、プラズマクラスター、ヒートポンプ系の乾燥を備えていて、基本性能はどちらもかなり高いです。
ただし、毎日乾燥まで使うなら、見るべきは本体価格だけではありません。
水道代、電気代、洗剤代、柔軟剤代まで含めて7年使うと、どちらが本当に安いのか。
結論から言うと、本体価格差が約1.7万円以内なら ES-12X1、それ以上安く ES-12P1 が買えるなら ES-12P1 の方が総額コスパは強くなります。
比較の前提
| 項目 | 前提 |
|---|---|
| 使用頻度 | 毎日1回、洗濯〜乾燥まで運転 |
| 電気代 | 31円/kWh |
| 水道代 | 0.26円/L |
| 液体洗剤 | 水30Lあたり10ml |
| 柔軟剤 | 水30Lあたり10ml |
| 洗剤・柔軟剤単価 | 1mlあたり0.5円 |
| 使用年数 | 7年 |
洗剤・柔軟剤の使用量は、実際には衣類量、自動投入設定、洗剤の濃度によって変わります。
ここでは比較しやすいように、洗濯時の標準使用水量に比例する前提で計算します。
ES-12X1 と ES-12P1 の基本仕様比較
| モデル | 洗濯/乾燥容量 | 洗濯時水量 | 洗濯〜乾燥水量 | 洗濯〜乾燥電力量 |
|---|---|---|---|---|
| ES-12X1 | 12kg/6kg | 77L | 49L | 590Wh |
| ES-12P1 | 12kg/6kg | 83L | 54L | 700Wh |
省エネ性能だけを見ると、上位モデルの ES-12X1 が有利です。
ES-12X1 は洗濯〜乾燥時の消費電力量が590Wh。ES-12P1 は700Whです。
差は110Whなので、1回あたりの電気代差は約3.4円です。
水量も ES-12X1 の方が少なく、洗濯〜乾燥時で5L差があります。さらに洗濯時水量も少ないため、洗剤と柔軟剤の使用量も少し抑えられます。
洗剤・柔軟剤の使用量比較
| モデル | 洗濯時水量 | 洗剤量目安 | 柔軟剤量目安 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| ES-12X1 | 77L | 約26ml | 約26ml | 約52ml |
| ES-12P1 | 83L | 約28ml | 約28ml | 約55ml |
洗剤・柔軟剤の差は、1回あたり約3〜4mlです。
金額にすると1回あたり約2円程度なので、大きな差ではありません。
ただし、毎日使うと年間で約700円、7年で約5,000円前後の差になります。
1回あたりの洗濯〜乾燥コスト比較
水道代、電気代、洗剤代、柔軟剤代を合計すると以下です。
| モデル | 水道代 | 電気代 | 洗剤・柔軟剤代 | 1回コスト |
|---|---|---|---|---|
| ES-12X1 | 約13円 | 約18円 | 約26円 | 約57円 |
| ES-12P1 | 約14円 | 約22円 | 約28円 | 約63円 |
1回あたりの差は、約6〜7円です。
かなり小さく見えますが、毎日使うと差が出ます。
| モデル | 1回コスト | 月30回 | 年間 | 7年間 |
|---|---|---|---|---|
| ES-12X1 | 約57円 | 約1,700円 | 約20,700円 | 約14.5万円 |
| ES-12P1 | 約63円 | 約1,900円 | 約23,100円 | 約16.2万円 |
7年間のランニングコスト差は、約1.7万円です。
つまり、ES-12X1 の方が省エネですが、7年使って回収できる差は約1.7万円前後です。
本体価格込みの7年総額比較
ここが一番重要です。
2026年5月時点では販売価格が変動しますが、目安として以下のように考えます。
| モデル | 本体価格目安 | 7年ランニングコスト | 7年総額 |
|---|---|---|---|
| ES-12X1 | 約21.7万円 | 約14.5万円 | 約36.2万円 |
| ES-12P1 | 約19.0万円 | 約16.2万円 | 約35.2万円 |
この価格差なら、7年総額では ES-12P1 が約1万円安くなります。
一方で、ES-12P1 の価格が20万円台前半まで上がり、ES-12X1 との価格差が1.7万円以内になるなら、7年総額では ES-12X1 が逆転します。
損益分岐点は約1.7万円
今回の前提では、ES-12X1 は ES-12P1 より1回あたり約6〜7円安く使えます。
毎日1回使うと、7年間で約1.7万円の差です。
つまり、判断基準はかなりシンプルです。
ES-12X1 と ES-12P1 の本体価格差が、
- 約1.7万円以内なら
ES-12X1 - 約1.7万円以上なら
ES-12P1 - 約3万円以上差があるなら
ES-12P1がかなり有利
となります。
ES-12X1 を選ぶべき人
ES-12X1 は、単純な7年総額だけでなく、上位モデルらしい快適性を重視する人に向いています。
特に魅力なのは、省エネ性能と乾燥まわりです。
ES-12X1 は洗濯〜乾燥時の消費電力量が590Whと優秀です。さらに乾燥時間も短めで、毎日乾燥まで使う家庭では扱いやすいモデルです。
乾燥フィルター自動お掃除など、メンテナンス性を重視するなら ES-12X1 の方が満足度は高くなりやすいです。
多少本体価格が高くても、電気代を抑えたい、乾燥性能を重視したい、手入れの手間を減らしたい人には ES-12X1 が向いています。
ES-12P1 を選ぶべき人
ES-12P1 は、12kg/6kgの基本性能を確保しつつ、本体価格を抑えたい人に向いています。
ランニングコストは ES-12X1 より少し高いですが、差は7年で約1.7万円です。
つまり、購入時に ES-12P1 が ES-12X1 より2万円以上安いなら、総額では ES-12P1 が有利になります。
自動投入、プラズマクラスター、ヒートポンプ乾燥などの基本機能はしっかりあるため、「最上位機能までは不要。本体価格を抑えてドラム式を導入したい」という人にはかなり現実的な選択肢です。
コスパ最強はどっちか
純粋なランニングコストでは、ES-12X1 が勝ちです。
ただし、7年で節約できる金額は約1.7万円です。
そのため、総額コスパで見ると、答えは本体価格差で変わります。
ES-12P1 が ES-12X1 より2万円以上安く買えるなら、コスパ最強は ES-12P1 です。
逆に、価格差が1万円前後まで縮まっているなら、ランニングコストが安く、乾燥性能やメンテナンス性も上位の ES-12X1 を選んだ方が後悔しにくいです。
最終結論
毎日1回、洗濯〜乾燥まで使う前提では、ES-12X1 の方が水道代・電気代・洗剤代・柔軟剤代を抑えられます。
ただし、7年間のランニングコスト差は約1.7万円です。
そのため、結論はこうです。
本体価格差が約1.7万円以内なら、ES-12X1。
本体価格差が約2万円以上あるなら、ES-12P1。
省エネ性能、乾燥性能、メンテナンス性まで含めて満足度を重視するなら ES-12X1。
初期費用を抑えて、必要十分な12kg級ドラム式を選びたいなら ES-12P1。
どちらも優秀ですが、総額コスパだけで見るなら、購入時の価格差を必ず確認するのが一番大事です。
