こんにちは。
このブログ、これから「ファミリーカーなのに、なぜか売れなかった国産車」をテーマに記事を書いていこうと思います。
第1弾なので、いきなりランキングだけ並べるのではなく、
- このテーマで何を書くのか
- どういう基準で「不人気」としているのか
- 10台の一覧と理由
- 中古で買う意味
- この先の記事予定
まで、一度整理してまとめます。
このシリーズで書くこと
一言で言うと、
「新車では失敗したけど、中古だとアリかもしれないファミリーカー」
の話です。
高級車・スポーツカー・水素車みたいな「最初から少数派」の車は今回は除外します。
普通の家庭向けに出して、計画台数や前代車に比べて大きくハズした車に絞ります。
なぜこのテーマかというと、我が家も子育て中で、外食は節約したい(前の記事の神座ネタ)、車も新車は高いし、でも家族で乗れる車は欲しい、というリアルな悩みがあるからです。
調べていくうちに、
「あ、この車新車では大失敗だったけど、中古なら相当安いじゃん」
というのが結構あって。そこを深掘りしていこうと思います。
「不人気」の定義(このシリーズのルール)
公式の「不人気ランキング」は存在しません。なので、私なりにこう決めました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 2006〜2025年頃に生産・販売された国産車 |
| ジャンル | ミニバン、3列車、ファミリー向けコンパクトなど |
| 除外 | 高級車・限定車、インフラ不足が主因のFCV |
| 判定 | ①量販前提 ②販売計画や前代車比で大きく未達 ③早期終了・後継なし・国内撤退 |
「台数が絶対的に少ない」だけではなく、そのクラスで本気で売ろうとして失敗したかを見ています。
なぜファミリーカーは「二極化」したのか
10台を見る前に、背景だけ押さえておきます。
国産車150〜200車種のうち、約6割は月1,000台以下しか売れていない、という分析もあります。
その中でも、ファミリーカーは特に二極化が激しい。
売れる側
- 背の高いスライドドアミニバン(ノア、ステップワゴン、セレナ)
- 高級ミニバン(アルファード、ヴェルファイア)
- 軽(N-BOX、タント)
- SUV(ヤリスクロス、ヴェゼルなど)
消えていった側
- 低身長ミニバン(ウィッシュ、ストリーム、ジェイド)
- 5ナンバー3列(ラフェスタ、プレマシー系)
- ワンボックス(ビアンテ、MPV)
- 質感を削ったコンパクト(マーチ4代、ミラージュ6代)
子育て世代の需要が「とにかく広く・楽に乗せたい」方向に寄った結果、中途半端なサイズやコンセプトの車が淘汰された、というのが大きな流れです。
ファミリーカー不人気 TOP10 総まとめ
※中古相場は2026年上半期の公開データ・中古サイトを参考にした目安です。地域・状態で変わります。
1位 トヨタ グランエース
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 販売期間 | 2019〜2024年(約5年) |
| 累計 | 約3,000台 |
| 中古相場 | 460〜775万円(平均600万前後) |
不人気の理由
- ハイエースベースの8人乗りだが、一般ファミリーにはデカすぎ・高すぎ
- アルファード・ヴェルファイア・LMの時代にポジション被りで完敗
- 5年でモデルチェンジなし終了、後継なし
それでもの魅力
本格8人乗り・長距離・送迎向き。ディーゼルで高速も強い。台数が少なく希少。
買い時・輸出
国内ファミリー用途の「お得枠」ではない。輸出(商用・8人乗り)需要は高め。
2位 ホンダ ジェイド
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 販売期間 | 2015〜2020年(約5年) |
| 累計 | 約2万台 |
| 中古相場 | 30〜260万円(平均135万前後) |
不人気の理由
- 月3,000台目標を一度も未達
- 6人乗りなのに4WDなし、3列目が非常用扱い
- フリード・ステップワゴンに客を取られた。ポジションが中途半端
それでもの魅力
低床・フラットで子どもの乗降がラク。見た目スポーティ。車中泊向き。
買い時・輸出
8〜10年落ち(2015〜2017年)・100万前後が狙い目。輸出需要は弱め=国内で安い。
3位 マツダ ビアンテ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 販売期間 | 2008〜2017年(約9年) |
| 累計 | 約8.7万台 |
| 中古相場 | 18〜150万円(平均48万前後) |
不人気の理由
- 月3,000台目標に対しピークでも月900台程度
- ノア・ステップワゴン(月1万台超)に完全敗北
- 「マツダ=ミニバン」のイメージ弱く、2018年ミニバン全撤退
それでもの魅力
走りがいいミニバン。8人乗り+両側スライドドア。Skyactiv後期は燃費もOK。
買い時・輸出
10〜12年落ち(2013〜2015年)・60〜90万円。輸出需要中程度。
4位 スバル エクシーガ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 販売期間 | 2008〜2018年(約10年) |
| 累計 | 約5.4万台 |
| 中古相場 | 5〜62万円(査定29〜33万前後) |
不人気の理由
- 月2,300台目標に対し月450台ペース
- 3列ワゴンカテゴリ自体がSUVブームで消滅
- スバルから3列車が消え、後継なし
それでもの魅力
走る3列車。AWD+水平対向で雪道向き。クロスオーバー7は見た目良い。
買い時・輸出
11〜14年落ち・15〜40万円。予算少ない3列欲しい人向け。輸出弱め。
5位 日産 マーチ(4代目)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 販売期間 | 2010〜2022年 |
| 累計 | 国内約257万台(4代全体) |
| 中古相場 | 10〜80万円 |
不人気の理由
- 2・3代の月1万台超から、最終期月700〜800台へ激減
- タイ製輸入・コスト削減が見え見え(荷室の隙間、質感)
- 2021年8,819台(ノート9万台超)。日産シェア低下の一因
それでもの魅力
小回り・視界・燃費。駐車楽。セカンドカー・送迎向き。中古の選択肢多い。
買い時・輸出
8〜12年落ち(2014〜2018年)・30〜50万円。輸出需要高め。
6位 三菱 ミラージュ(6代目)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 販売期間 | 2012〜2023年(国内) |
| 累計 | 国内約5.7万台 |
| 中古相場 | 15〜50万円 |
不人気の理由
- 初年度目標3万台→1.5万台強
- N-BOX全盛期にコンパクトの存在意義が薄れた
- タイ製で内装・NVHに不満。国内撤退
それでもの魅力
とにかく安い。全長3.8m。子ども1〜2人の小家族向き。
買い時・輸出
8〜11年落ち・25〜40万円。輸出中程度。
7位 日産 ラフェスタ2代/マツダ プレマシー3代
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 販売期間 | 2011〜2018年 |
| 累計 | 系譜36年で断絶 |
| 中古相場 | 18〜100万円(平均41万前後) |
不人気の理由
- マツダ→日産OEM共倒れ
- 5ナンバー3列需要がセレナ・フリード側に集中
- プレーリー→リバティ→ラフェスタの長い系譜が終了
それでもの魅力
5ナンバー+スライドドア+3列。セレナより小さく扱いやすい。
買い時・輸出
9〜12年落ち(2013〜2016年)・35〜50万円。輸出中程度。
8位 ホンダ ストリーム(2代目)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 販売期間 | 2006〜2014年 |
| 累計 | 約20.7万台 |
| 中古相場 | 20〜60万円 |
不人気の理由
- 月5,000台目標に対し月2,150台ペース
- 低身長ミニバンカテゴリ全体が背高勢に負けた
- 2014年終了→ジェイドも失敗、と続く
それでもの魅力
低身長ミニバンの完成形。曲がり気持ちいい。RSZは親の趣味向き。
買い時・輸出
11〜13年落ち(2012〜2014年)・30〜55万円。輸出中程度。
9位 トヨタ ウィッシュ(2代目)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 販売期間 | 2003〜2017年(2代は2009〜) |
| 累計 | 約52.4万台 |
| 中古相場 | 60〜125万円(2015〜2017年式) |
不人気の理由
- かつて大ヒットなのに、カテゴリごと消滅
- 背高スライドドア+SUVに客が流れ、最終年6,987台
- 低身長+ヒンジドアは乗降性・3列で不利
それでもの魅力
トヨタ+流通多い。ミニバン嫌いでも乗れる。部品・整備安心。
買い時・輸出
9〜11年落ち(2015〜2017年)・80〜110万円。輸出中〜高。
10位 マツダ MPV(3代目)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 販売期間 | 2006〜2016年 |
| 累計 | ビアンテと合わせマツダミニバン全滅 |
| 中古相場 | 15〜60万円 |
不人気の理由
- ビアンテと同様、マツダミニバン戦略の終焉
- 2016年終了、後継はCX-8(SUV)のみ
- ワンボックス需要の縮小
それでもの魅力
ビアンテより安く入手しやすいことが多い。走り+8人乗り。
買い時・輸出
11〜14年落ち・35〜55万円。輸出中程度。
10台をざっくり分類
記事を読み返しやすいように、理由別に分けます。
① 低身長ミニバンが時代遅れになった
→ ジェイド、ストリーム、ウィッシュ
② ワンボックス/マツダミニバン全滅
→ ビアンテ、MPV
③ コンパクトが軽に負けた
→ マーチ4代、ミラージュ6代
④ サイズ・ポジションの中途半端
→ ラフェスタ2代、エクシーガ、グランエース
中古で買う意味(第1弾の結論)
新車で失敗した車は、だいたいこうなります。
新車:計画未達 → 値引き → イメージ悪化
↓
中古:一気に安くなる
↓
でも機能は今のファミリー需要に合ってることも多い
特に、
- 予算50万以下で3列欲しい → エクシーガ、MPV、ストリーム
- 50〜100万でミニバン → ビアンテ、ラフェスタ、ジェイド
- ミニバンは嫌だけど家族は乗る → ウィッシュ、ジェイド
あたりは、新車時代よりだいぶ選択肢が広がる。
海外輸出と「何年落ちがお得か」
日本の中古車は年間170万台超が海外に流れている(2025年時点の報道ベース)。
国内で敬遠されても、相場の底を支えることがあります。
| 予算感 | おすすめ年落ち | 代表車種 |
|---|---|---|
| 〜50万円 | 11〜14年落ち | エクシーガ、MPV、ストリーム、マーチ |
| 50〜100万円 | 8〜11年落ち | ビアンテ、ラフェスタ、ジェイド |
| 100万円超 | 9〜11年落ち | ウィッシュ |
輸出需要が強いのはグランエース、マーチ。
弱いのはジェイド、エクシーガ(日本特有のボディ)→ 国内でより安くなりやすい。
第1弾まとめ
- ファミリーカーは二極化して、中途半端なサイズ・コンセプトの車が消えた
- 不人気10台は、悪い車より時代とズレた車が多い
- 中古だと10〜13年落ちがコスパゾーン
- 新車で失敗=中古で掘り出し物になることがある
次回は、予算別の「実際どれ買う?」を深掘りしようと思います。
